1月にクリニックで大うつ病と診断され,7月頃にはバイトでリハビリ可能と診断された筆者...
  ところが運命の8月,筆者の母が階段から転落!長期入院で,筆者も介護うつ状態にまっさかさま.
  9月頃から母のための骨折リハビリと,糖尿病治療が始まり,筆者が栄養・家計管理などをすることに...
  自宅介護生活に徐々に慣れつつ,抑うつ状態を繰り返すありさま..
  しかもこの時期は,,,昨年大学から逃げてきた時期・・・うつ病発症のトラウマシーズン突入にどう備えるか・・・


 

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10月 介護うつ脱却の前に,抗うつ薬の副作用発覚

 筆者の介護うつの元凶,,,母の骨折・脱臼ですが,左肘は亜脱臼の状態で,これ以上元に戻ることはないそうです.具体的な障害として,肘の曲げ伸ばしが不完全,特に伸ばすことが十分に出来ないので,常に肘が数十度曲がっている状態です...でも,週に3〜4回のリハビリに通い,母はとても頑張っています.また2週間に1度,糖尿病を診てくれている病院に通いながら,インスリン注射でなく,飲み薬での治療でなんとか糖尿病の進行を抑えることができると診断されました.筆者の作る,糖尿病食も文句を言わず「おいしい」と言って食べてくれ,むしろ毎日「ありがとう」を母は筆者に言ってくれます.

(ただ,心の病の調子が悪い時は,妄想などの症状が酷くなって,それが原因で筆者のうつ病がぶり返す事も,度々ありました.母の精神科の主治医曰く,妄想が出るということは『本人にとって何か不満がある』ということだと教わりました.筆者が家計管理するようになってから出費を抑えていますから,以前のように買い物や贈り物などができないので,金銭的な鬱憤晴らしが出来ないのが原因と考えています.)・・・

 何よりも,朝早く目の覚める父が,母の朝食を担当してくれるのが助かっています.筆者は買い物(家計)管理と昼食・夕食をつくる事がメインとなっています.また母もふらつかずに歩けるようになったので,洗濯物をたたんだり簡単な掃除など,手のリハビリもかねて手伝ってくれています.順調に家庭内が回ってきた矢先の出来事でした.

 先月筆者の血液検査で,甲状腺機能の結果が芳しくなかったのです.

 原因は,先天的なものも考えられますし,まずは抗うつ薬のトレドミンの作用を増強するために使っていたリーマスの副作用が考えられました.

 <血液検査の結果>
 THS : 7.7 (基準0.38〜3.64)基準オーバー
 F-T3: 2.6 (基準2.2〜4.1) 基準内
 F-T4: 0.9 (基準0.95〜1.74)基準未満

 これは甲状腺(やる気につながるホルモンを分泌)機能検査の指標です.T3,T4が甲状腺ホルモンです.Fがつくと,活動中のホルモン濃度になります.ホルモン原料はヨード(ヨウ素)です.甲状腺を工場にたとえると,原料のヨードを使って甲状腺ホルモンを製品としてからだ中に送り出します.また脳下垂体から甲状腺ホルモンの製造を調整する,TSHというホルモンが産生され生産を調節しています.

 製造を調整するホルモンのTSHですが,T3,T4が多くなるとTSHの量は減り,生産工場の甲状腺に対して生産を減らすよう働きかけます. またT3,T4の量が少なくなるとTSHの量が多くなって生産量を増やすように働きかけます.

 ホルモンが多い場合 ・・・甲状腺ホルモンが多すぎると,体重の減少,手の震え,頻脈となり動機を感じることや,発汗を覚え精神的にイライラを感じられる方が多いようです.

 ホルモンが足りない場合・・・甲状腺ホルモンが少なくなると,むくみによる体重の増加,徐脈,集中力がなくなりやる気の低下,寒がりになる...甲状腺機能低下障害による,うつ症状もごく稀にあります.

 私の検査結果は,若干の増減ですが,甲状腺ホルモンT4が少なく,TSHが工場を稼働するよう命令している状態なんです...とりあえず,このままリーマスを使い続けるわけにはいきませんので,リーマスは完全カットしました.一般に薬には依存性・離脱作用が若干あるものですが,リーマスは炭酸リチウムイオンとして体内で働くため,大きな依存性はないそうです(ミネラルウォーターのメチャクチャ濃いものを飲んでいるイメージですかね).

 しばらくはリーマスの影響が残っていましたが,徐々に意欲を支えてくれる作用が体内から消えてきたのか,炊事をする気になれず,メインブログの更新すらやる気が出なくなってしまいました...

 色々なことへのやる気がなくなり,また寝たきりの状態にも陥りました.こういったやる気・向上心の低下もうつ再燃状態と考えられます.また,たまたま庭師の方が家に来た日,その日も筆者は自室に閉じこもっていたのですが,父と庭師の方が筆者のこと・・・大学院まで出ていい年の娘がいる・・・といった主旨の話していました.余所の人に自分のことを話題にされたことだけで,筆者は酷い落ち込み,どん底の鬱に落ち込みました...この頃から,今のトレドミンだけの処方では,筆者のうつ病治療には不十分なんだと思い始めました.

 <治療費と薬代 14日分(1割負担)>
  治療費  500円 / 薬代    610円
  ・トレドミン25mg  4錠/日 ・ハルシオン0.25mg 1錠/日 ・メイラックス1mg 1錠/日 



11月 抗うつ薬アモキサン追加と障害年金申請

 酷い落ち込み,やる気の低迷,明らかなうつ症状に悩み,クリニックの先生に相談しました.筆者はリーマスに代る気分安定薬(バルブロ酸のようなもの)が併用されるかと想定していましたが,先生の提案は違いました.

 1つは主軸の抗うつ薬トレドミンを100mg/日から,150mg/日に増量する.2つ目は,三環系第2世代で副作用の弱い抗うつ薬アモキサンを併用する方法です.1つ目を導入するのが簡単なように感じますが,お医者さんの手続き上,トレドミンは100mg/日より多く投薬する場合,特別な書類を審査に出さねばならないそうです.一種の保険の適用ということだそうですが,150mg/日に増えたからといって,患者さんの支払う金額が3割(1割)負担から全額負担になる,といわけではありません.健康保険とは別の手続き上,面倒な審査がある,ということです.

 また,トレドミンに対してアモキサンの併用は多くのケースで認められています.副作用も軽減されているお薬ですし,新薬のトレドミンに比べ価格も安いことから,まずはアモキサンを少量併用して様子を見ることにしました...

 実際アモキサンの効果は明瞭に現れました.それまで滞っていたリハビリブログも再開し,調理にも復帰でき,散歩や買い物にも出れるようになりました.昨年の今頃は,大学から逃げ帰ってきて不安定な日々だったわけなので,この季節はどうしても感慨深くなりがちです...でも,アモキサンのおかげで,ブログや日常生活での目標に向かって,日々何かしらトライする意欲は出てきました.


 意欲のあるうちに,ひとつやらねばならないことがありました...家族の医療費の足しにならないかと,以前から考えていたことです...それは,長年,30年近く患ってきた母の心の病について,障害年金の申請ができないか,という希望があったからです.母の病名,今後も通院が必要なことを考えると,早い時期に障害年金が受給できるのか,社会保険事務所に問い合わせました.また,初診を受けた病院に30年近く前のカルテが現存するか確認し,初診日証明が取れることが分かり,年金申請の糸口が見えてきました.ですが,初診日証明の書類や,母の書く書類,現在通っている総合病院の主治医に,診断書をお願いしたりと,やることは山済みでした.

 またこの作業は,父母にとって難解なしくみであり,筆者でないと細かい規約などの理解が出来ないということで,光回線導入時と同じように,筆者が全てを丸かぶり状態になりました...そして案の定,酷い無気力状態に1週間近く陥りました.


   <治療費と薬代 14日分(1割負担)>
  治療費  500円 / 薬代    630円
  ・トレドミン25mg  4錠/日 ・ハルシオン0.25mg 1錠/日 ・メイラックス1mg 1錠/日 
  ・アモキサン10mg  3錠/日 




12月 トラウマシーズンで不安定・抗不安薬を増量

 アモキサンが増えて,一時期,副作用のイライラが酷く出ました.父母にも当り散らす事もあり,迷惑をかけてしまいまいました.しかし1週間も経つと,イライラは落ち着き,意欲が持続するようになりました.

 先月末から,母のための障害年金申請手続きなどをしていましたが,丁度そのとき,所持しているブログの調子が一時的に不安定になり,その対応にまで追われました...お,おまけにブルーデーもかぶってしまい,精神的にかなり不安定になりました...いつもなら冗談で済むことも,まともに受け止めてしまい,些細な一言で涙が止まらなくなったりしました.

 これは,色々な活動が,心の負担になっている証拠です...また,通院当初,不安定な時に飲んでいたソラナックスを,試しに飲んでみたところ,不安症状だけでなく肩こりなどの肉体疲労も改善される事が分かりました.逆にヒルナミンだと,脳の活動を抑えてしまうので,眠たくなるだけで,活動時間が減ってしまい,手がけているブログなどの趣味時間が削られてしまいます...また最近,寝る前のヒルナミンとハルシオンがなくても,疲れたら眠れるようになり,朝もすんなり起きれるようになってきました.

 それで,クリニックの先生に相談して,睡眠薬のハルシオンは無くして,抗不安薬のメイラックスを2mgに増量してもらい,頓服として即効性の抗不安薬ソラナックスを復活してもらいました.これで肩こり・不安対策になってくれればいいなと思っています.



 ようやく母の障害年金の書類,30年分の母の病歴・通院歴・その度毎の症状の変化などをまとめて,社会保険事務所の出張相談回のときに,コピーを持って行き簡単に見てもらうことになりました.

 その後,改めてボールペンで清書する予定だったのですが,その場で『このコピーで構わないから申請しましょう』ということになり,ちょっと拍子抜けでしたが,そのままサインと判子をして,障害年金申請終了となりました.

 結果が分かるのが2007年3月〜4月頃だそうです.


 それまでこんつめて書類作成にあたっていたのですが,いざ仕事をやり遂げた後は,急に脱力感でいっぱいになり,虚脱状態が続きました.ブログの更新も億劫になり,サイトの加筆修正にも取り組めない日々が続きました.

    いわゆる,燃え尽き症候群,の状態です...

 また追加してもらった,意欲を高めるためのアモキサンを夜飲むと,脳が興奮状態になるのか寝付けなくなりました.そこで先生に相談して,朝2錠,昼1錠に飲み方を代えて,朝から少しでもやる気が出るように処方を変えてもらいましたが,虚脱感は続いて,12月後半はポカーンと過ごす日が続きました.


 <治療費と薬代 14日分(1割負担)>
  治療費  500円 / 薬代    740円
  ・トレドミン25mg  4錠/日 ・メイラックス1mg 2錠/日 
  ・アモキサン10mg  3錠/日(朝2錠昼1錠) ・ソラナックス0.4mg 20錠(頓服) 


 12月後半,ポカーンと腑抜けになってゴロゴロしていました.これも鬱なのかな。。。と思いながら,いつか意欲が戻ってくるのかなと,ぽーっと考えていました.ふと,だいぶ前に自己カウンセリング(認知療法っぽい)の本を買っていたことを思い出し,時々読んでみました.

 こうすればうつから抜け出せる という精神科医の最上先生が書かれた本なのですが,とても柔らかい文章で,うつ病で陥りやすいマイナス思考の改善方法や,コミュニケーションでストレスをため込まない考え方などが,丁寧な例を交えて書かれていました.ネット掲示板や,SNSといったうつ病に理解のない人たちの中で,いろいろコミュニケーションをとる機会もあったので,少しずつ前向き思考を意識するようになりました.カウンセリングに行かなくても,自分でできることってあるんだな,と思えるような体験をしました.


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