2006年1月にクリニックで大うつ病と診断され,8月頃には母の入院で介護うつを併発状態...
  クリニックに通い始めて,早1年経ちました...2007年はもっと明るい未来が待ってるかしら・・・
  希望を託した新年早々,うつ病再燃のような状態になりました.
  酷いうつ状態から脱却するため,投薬調整をしました.
  

 

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1月 トラウマでうつ症状悪化・・・

 筆者は2006年1月17日に大うつ病と診断され,卒業後も職につかず,休息治療に専念していました.8月に母が階段から転落し,骨折・脱臼で長期の入院生活.また母の糖尿病が発覚して糖尿病食ダイエットレシピを作ることになり,筆者は介護うつを併発しました.

 ですが,年末までに母の怪我のリハビリも進み,ある程度のことが自分でできるようになりました.あとは,母の心の病が悪化しない程度の負担で,自分の糖尿病食をコントロールできるようになってくれれば,筆者にとっても負担が減ります.筆者の介護うつが軽減され,トラウマシーズンであるこの冬を乗り切れれば,良い進展がある希望を抱いて新年を迎えました.


 希望を抱いて迎えた新年...こともあろうに元旦からブルーデーに突入.先月もそうでしたが,ブルーデー期間はうつ症状が出るようになりました.

 今月のは酷い状態でした...

 詳しいことはブログの記事を読んでみてください.どれだけうつ病によって,考え方や気分が変貌してしまうのか,これまで調子の良かった時と,かなり様子が異なることが分かると思います.
 
  新年早々,フラッシュバック


 クリニックへの問診も,電車でなく車で父が送ってくれ,また問診時も筆者よりも父が状況を説明するありさまでした.まったくもって,抜けがら状態.無表情で,やたらと不定期に食欲中枢が乱れるのか,ストレス食いをして体重が一気に増えました(TωT).

 1月前半は,トレドミンの効果を高めるためにアモキサンを増量したのですが,至って効果なし.しかも副作用の便秘が酷くなったので,これ以上はアモキサンに頼りたくない,,,ということで2回目の問診時には,アモキサンをカットして,新薬トレドミンを増量して(100mg/day → 150mg/day)様子を見ようということになりました.


 <治療費と薬代 14日分(1割負担)>
  治療費  500円 / 薬代  840円
 ・トレドミン25mg 6錠/日(朝昼晩)   ・メイラックス2mg 1錠/日(夕食)
 ・プルゼニド12mg  4錠/日(寝)  ・ヒルナミン5mg 20錠(頓服)  ・PZC2mg 3錠/日


2月 新薬増量で酷い鬱から脱却? ところが・・・

 先月から筆者のうつ病は悪化(再燃状態?)したのですが,新薬増量でだいぶ良くなりました.元のようにパソコンをする気力も出てきましたし,何よりも資格試験への意欲が出て勉強する時間が出てきました.

 ところが,またトラウマ再発状態に陥っています.

 事の発端は,トラウマ元の大学院教授からメールがあったことです.いつもいつも保身のために返信せずにいました.先月の予定では父が元気なら,教授と対談して,うつ病治療に至った理由,大学院関係者からの連絡は避けて欲しいなどのお願いをしてもらうつもりでした.ただ今月父の予定がハードで体力的に無理があるので,事の真相を教授に電話で伝えることになりました.

 もちろん,父でなく筆者(私)が直接,教授と電話しました.

 こちらから伝えたことは次のような内容です...1)大学院の間,無断欠席が続いたり,実家に介護と嘘をついて戻ってしまったりしたことを陳謝し,自分がうつ病治療をしていて,今でも働いていないこと... 2)うつ病になった原因が,教授も知るTさんとの間にできた子供の中絶にあること,また女の先輩と2叉掛けられていたと分かり,お別れしてからしばらくして発狂して,無断欠席・介護と称して実家に戻ったこと... 3)Tさんが教授の研究室にいたから,大学院を受験したわけでなく,教授の研究内容に一番関心があったため,純粋に研究を楽しみたくて,受験・入学させていただいたというわけで,間違った解釈はして欲しくないこと... 4)自分がうつ病になってしまったのは,自分の責任であるため,先輩方や先生を恨んだりなど全くしていない...けれども,メール連絡などうけると,正直対応できないということ...などです...


 最後に先輩とTさんが結婚ということになったら,大学からの連絡など無いように気遣ってもらえると嬉しいのですが,,,と願い出たところで,とんでもない事実を教授から聞かされました.

 まず,Tさんは先輩でなく別の女性と,すでに結婚していました.

 私はTさんの携帯メールを見て,先輩と付き合ってると判断し,Tさんに先輩と私どちらを選ぶのですかと問い詰めて,Tさんは先輩を選びました.この時点ではどう考えても,Tさんと先輩は付き合っていると考えていました・・・

 ところが,Tさんが別の女性と結婚後,先輩は教授に「Tさんからセクハラを受けていた」と告白し,私が大学院をやめた理由も,先輩やTさんとの恋愛関係のもつれがあってのことだと,教授に見解を相談していました...

 これらのことを聞いて,私は混乱しています...

 あの携帯メールの内容は,どう考えても(年齢差があるのに)友達以上というか,恋人同士のやり取りとしか思えませんでした.ところが先輩は教授に「セクハラを受けていた」と伝えているわけです.私が大学院にいた頃,先輩は自分の結婚観を具体的に語っていました.その相手はてっきりTさんだと信じていました.(その他,先輩の話す相手の条件などを照らし合わせても,Tさん以外に考えられなかったので).

 それが「セクハラ」で片付けられてしまっているんです.

 もちろん先輩に直接聞いたわけではなく,教授からのまた聞きなので,真実から多少ずれはあるかもしれません...

 私が仮面うつ病を発症したきっかけは数年前の中絶ですが,『発狂』状態になったきっかけは,彼に先輩と私を天秤にかけてもらい,私でなく先輩を選ばれ,彼と別れたことが大きな要因です.

 それが「セクハラ」・・・???

 どこで話が混線したのか,見当もつきません.真実が歪んでいる気がするんです.ことの事態が飲み込めないのが現状です.

 そして私のうつ病は再燃状態に陥ってます...

 これをどう乗り切るか,どうしたらふっ切れるのか,悩みました...


 そして結論に達しました.

 先輩が「セクハラ」というのであれば,いわば被害者なわけです.ならば,本人(先輩)に事の真相を聞いてみればいい・・・

 最初に教授にもう一度電話して,症状悪化になるから事の次第を詳しく知りたいのですが,教授から見て直接ご本人に聞くのは,先輩にとって負担になるでしょうか??? とお伺いを立てたところ「君のことも心配していたし,本人同士なんだから聞いてみていいんじゃないかな」と返事をいただきました.

 決まると行動が早い! 早速,先輩に電話して,自分の事情を説明しました.もちろん中絶のこともです(女同士ですからね).仮面うつ病発症のきっかけは中絶でしたが,発狂(プッツン)したきっかけは2叉掛けられてて,そのまま別れてきたことにもありますから,そのへん誤解のないように正確に説明しました.
 
 そして先輩の話も聞きました.
 
 話を総合すると,,,
  
 付き合っていたのでなく,一方的なセクハラ行為が存在しました!!

 あんなに素敵な先輩に,何て酷いことをしたんだっ!と逆に私も怒り心頭です.
  
 思い切った行動でしたが,今回のことで,先輩とは心の底からお互いの状況を洗いざらい話せたので,だいぶスッキリしました.先輩には負担をかけてしまって申し訳なかったのですが,先輩にも事の次第・・・つまり私がうつ病治療中ということも,お知らせできたので,随分気が楽になりました.

 先輩は先輩なりの人生設計もあるようでしたし,「人生なるようになるよ」とお言葉も頂きました.最後には 「先輩,必ず幸せになってくださいね」とこちらの思いも伝えられて,充実した会話ができました.
  

 まだ興奮冷めやらぬ状態ですが,今回の行動がきっかけになって,自分の過去を吹っ切るいい材料になってくれるといいなと思いました...とはいえ,気象変化で体調が崩れるのは,相変わらずのようですがね...

 <治療費と薬代 14日分(1割負担)>
  治療費  500円 / 薬代  770円
 ・トレドミン25mg 6錠/日(朝昼晩)   ・メイラックス2mg 1錠/日(夕食)
   ・プルゼニド12mg  4錠/日(寝)
 

3月 トラウマシーズン最終期はボーっとしていた

 1年前の3月は最悪の気分でした...今年1月に陥った深刻な鬱状態は,先月初めのトラウマ元の教授・先輩との電話で,何かしら吹っ切れたものがあり,それ以来,以前ほど深刻な悪夢も見なくなりました.2月上旬はトレドミン増薬間もなく,そんな大きな出来事もあったせいか,一時期急激にやる気がでてきて,ブログ更新や資格の勉強にものすごい勢いで集中できました.好きだったアロマグッズにもまた凝りだして,リラックスかつ集中モードでした.

 ところが,ちょうど2月中旬間際に,日本列島を覆う大きな低気圧(前線)が来て,悪天候と共に体調が悪くなりました.昨年の母の退院時には,家のことをいろいろ管理していたので,悪天候になったしんどい日は,人格が変わったように目つきがきつくなりイライラし,その豹変ぶりに父母はときに怯えたほどでした.

 ですが,今回のは違いました.暴力的な変貌はなく,,,ただ単にやる気が失せたんです・・・しばらくは,パソコンに電源入れても,掲示板対応くらいしかしていませんでした.その証拠に,うつ病バロメーターであるブログ:畑の月夜−3月分を見てください.カレンダーを見ても週に2回くらいしか更新できませんでした.ただ,クリニックの先生から最近の抗うつ薬の研究文献を教えてもらったのをきっかけに,こちらのサイト「うつ病治療.com」のコンテンツを整備しました.

 基本的に,サイトの掲示板対応をして,某SNSの楽しいコミュニティを覗いて,あとはゴロゴロベッドでマンガを読んでいました.大好きなフィギュアスケートの大会をテレビで見て,たまたまその延長でハマってしまったドラマを2回見ました(あと元から好きだった刑事ドラマも,以前より確実に逃さず見てました).娯楽に関しては若干余裕が出てきてるけど,外出するのはかなり億劫でした.  その一方で心の中では,資格試験の勉強に関して焦りもあって,時々家族の些細な言葉で涙もろくなりました.

 花粉症のこともあって外出することがほとんどなかったので,1月にストレス食いして増えた体重がなかなか減りません.そのことを先生に相談したところ,漢方薬で肥満症・便秘症の人に使われる防風通聖散を出してもらいました.防風通聖散は市販薬のコッコアポやナイシトールと成分は同じですが,病院用の方が効き目が強めになっているそうです(市販薬は『スイッチOTC薬』以外は,基本的に弱めになってるらしいです).

 今月は花粉症の薬(アレグラ)と防風通聖散を出してもらった訳ですが,防風通聖散は随分と効果がありました.個人差はあるようですが,酷い便秘だったのが解消しました.今は毎食前に防風通聖散を飲み,寝る前の下剤量をMAX4錠から3錠くらいに減らすなど調節しています.抗うつ薬特有の副作用に排尿困難があったのですが,むくみ症にも効くため尿量が普通に戻って,体重も不摂生気味の割に増えずに減ってます.興味のある方は,この時期の体重変動記録をご覧ください.(ちなみに酷い便秘症でない人が防風通聖散を飲んだら下痢になったという話も聞いてます).

 とりあえず,季節の変わり目で「ぼーっと」しやすいのかもしれないとのことで,焦らないように気分が上がってくるまで待つことにしました...それでも,焦るんですよね... 「うつ」は、ゆっくり治せばいい!という本があるのですが,その中に『回復計画は長期戦でいこう』とか『時には"いい加減"に生きてみる』というページがあって,それを読みながら,なんとかマイペースというか,ちょっとスチャラカモードになることができました.

 暖かくなってきました...天候によって相変わらず調子は崩れますが,徐々にウォームアップしていきたいと思っています.



 <治療費と薬代 14日分(1割負担)>
  治療費  500円 / 薬代  1140円
 ・トレドミン25mg 6錠/日(朝昼晩)  ・メイラックス2mg 1錠/日(夕食)
 ・プルゼニド12mg 4錠/日(寝)  ・防風通聖散(肥満/便秘薬)2.5mg 3包/日(朝昼晩) 
 ・アレグラ(花粉症の抗ヒスタミン剤)60mg 2錠/日(朝晩)

 ※今回はアレルギー薬のアレグラの薬価が高かったです.外出してなかったので,ほとんど飲みませんでしたので,3月の初回だけ出してもらい,あとは毎回防風通聖散が常備薬になりました.


■お知らせ■
 サイト「うつ病治療.com」の闘病記1〜3月分を読みに来てくれてる方が多いのは分かってたのですが,ブログ日記を読み返して,こうやって新しい文章に書き直すのが億劫で,更新がずいぶん遅れてしまいました m(_ _)m BBSみんなで支え合う掲示板もあり,そちらの対応に追われることも有ったり,逆に癒されることも有ったり,学ぶことも沢山あります.そちらの情報も時々確認していただけると,よりサイト・ブログ更新の遅延事情をご理解いただけるかと思います.



 なお(2018年5月現在),お知らせするのがホームページでなかなか出来なかったのですが,私は2012年前後から,『躁うつ病』と診断が変わりました.ブログ『畑の月夜』では2012年7月15日の記事で告白しています.
 投薬内容も,抗うつ薬を完全に無くし,気分安定薬(てんかんにも使われるお薬です)のテグレトールとバルブロ酸ナトリウム,そして抗精神病薬のエビリファイの3種類をメインに,抗不安薬はメイラックスワイパックスの2種類を, 睡眠導入剤・睡眠薬にはコントミン,フルニトラゼパム,ベルソムラ(ベルソムラはオレキシン受容体拮抗薬という比較的新しいお薬です)3種類を使用しています.
 はっきり言って,治療当初に比べ生活環境が激変したりしまして・・・多剤処方でないと,2018年現在の私は精神安定を保てない状態にあります.主治医さんも正直,減薬をしたがっている所ですが,家庭内その他の環境や人間関係がハチャメチャなのでそうもいかない所といった感じです.
 長くなりましたので,これにて,最新の健康情報のお知らせを終わります。


 掲示板で思い出しましたが,掲示板のかつての常連さんに「Nさん」という保育士さんがいらっしゃるのですが,うつ病のため保育園を退職されたのち,保育士さんの経験を生かして,絵本作家さんとしてデビューされました +。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚   ネット上で知り合った方とはいえ,同じように病で悩んでいる人の成功の知らせを受けると,とっても嬉しくなり,何かしら勇気をもらえた気分になりました (*´∀`)ノ゚.:。+*:°★,。:*:°☆
 作品: まるさんかくしかく 赤ちゃんから4〜5才のお子さん向けだそうです.すでにアマゾンでも★5つのカスタマーレビューが付いてます.





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