女性は男性の2倍も,うつ病になりやすいと言われています.
    それは,月経(女性ホルモン)と関連していて,女性特有のストレスを感じやすい月経前,
    妊娠・出産,子育て,更年期の時期は,うつ病の症状が出やすいようです.
    産後うつ月経前症候群など,多種の診断・治療法もあります.

 

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女性が罹りやすいうつ病・症候群

 女性の場合,男性の2倍もうつ病になりやすいと言われています.それは,月経女性ホルモン)と関連していて,女性特有のストレスを感じやすい月経前,妊娠・出産,子育て,更年期の時期にうつ病の症状が出やすくなると言われています.
 女性の社会進出,少子高齢化によって,女性の立たされている立場も随分変り,これからもどんどん変遷していくと思われます.女性の方は,人生の転換期に辛い症状がでてきたら,無理せずお医者さんに相談していみましょう.


産後うつ病
 産後うつ病は,厚生労働省がガン統計のように,医療機関に統計を取るように指示しているうつ病です(平成15年版 厚生労働省白書). 出産後は,赤ちゃんの授乳に追われ,心身ともに負担の大きい時期です.この時期に,ゆううつになったり,涙もろくなったり,赤ちゃんが健康に育っていない気がする,,,などと感じることがあります.いわゆる「マタニティーブルー」という状態ですが,多くは自然によくなります.しかしこの状態が長引いたり,不眠症になったら,産後うつ病の可能性があります.

月経前症候群(PMS)・月経前不機嫌性障害(PMDD)>
 月経の10日前くらいから,イライラする,落ち着かない,涙が出る等,うつ状態が現れるといった症状があります.慢性的に続くと生活に支障が現れるようになります.月経前症候群(PMS)よりさらに症状が強く,精神症状が顕著で日常生活に支障をきたすような程度ものになると,それを月経前不機嫌性障害(PMDD)といいます.PMDDは5%の女性にみられるそうです.

更年期うつ病
 閉経を迎える時期は,女性ホルモンのバランスの乱れによる身体の不調に加えて,夫の仕事に関する気苦労,子供の自立,親の高齢化をめぐる心配事など,心理的なストレスが絶えない時期です. 症状としては,ほてり,寝汗,肩こり,めまい,頭重,孫痛,手足のひえなどの更年期特有の身体症状に加え,やる気がおきない,楽しさを感じられない,不安・イライラする,不眠などの精神症状が出現します.更年期うつ病では,うつ病の治療に加えて女性ホルモンによる治療が効果的な場合もあります.


◇うつ病につながる症候群◇
 上記のうつ病に順ずる疾病以外でも,女性は次のような症候群になりやすいといわれています.

 ◆身だしなみ症候群
  うつ病症状でも見られますが,家庭や仕事でのストレス過多により,お化粧や身だしなみ興味がなくなる症状です.
  毎日がゆううつになり,午前中に調子が悪く,夕方になると体調が回復する・・・ほぼうつ病ど同じ状態といえます.
 ◆スーパーウーマン症候群
  いわゆる『完璧主義』の女性がなりやすい症候群です.仕事も家庭も『完璧』にこなそうとして,疲れ果ててしまうわけです.
  あらゆることに頑張りすぎて,心身ともに疲労.場合によっては精神面よりも,脱毛症など新訂面の症状が出る事もある.
 ◆結婚後遺症・専業主婦症候群
  結婚生活に対して,理想が高すぎて,現実とのギャップを受け止められない時,ストレスとなって発症します.
  いわゆる寿退社した女性によく見られるようで,家庭閉じこもってしまうことがストレスになり,ヒステリー症状が現れます.
 ◆我が子を愛せない症候群
  子供がうっとうしいと思い,母親失格だと自己嫌悪におちいり,些細な事でヒステリーを引き起こす症候群です.
  昔は祖父母と3世代同居だったのが,今は核家族化しています.相談相手や話し相手をつくる事が大切です.
 ◆空の巣症候群
  特に専業主婦の方で,子供が巣立ってしまい,心の拠り所を失ってしまった世代の女性に多くみられます.
  家の中でじっとしているのでなく,時間が出来れば,カルチャーセンターに通ったり,ボランティア活動に参加する,
  また簡単なパートに出てみるなど,家庭の外での人との関わりを持つことが予防になります.


女性のうつがわかる
もしかして「うつ」?と思ったら読む本



もしかして・・・と思ったら読んでみてください.
うつ病は,とくに女性は男性の約2倍,かかりやすいといわれます.眠れない,食欲がない,頭が痛い,やる気が出ない…そんな症状に,心あたりはありませんか?自分の今の状態を知り,女性のうつのメカニズムを知って,予防&克服をめざしましょう.
第1章 女性はみんな,うつ予備軍?
 (自分のうつレベルを診断してみよう
 体と心の不調が2週間以上続くなら注意! ほか)
第2章 ケーススタディ うつは体の症状から始まる
 (女性のうつ病は体の不調から始まることが多い
 眠れない ほか)
第3章 3つのメイクでストレス撃退!
 (メンタルメイク ボディメイク ほか)
第4章 困ったら専門家にSOS!
 (受診先は心療内科,精神・神経科,女性外来も
 うつ病は主に問診で診断される ほか)



最新版 女性のうつ病の治し方
うつ病の再発を防ぐ自宅療法



女性の人生って大変だ・・・と思ったらこの一冊.
女性自身がもつからだの複雑なメカニズムやこころのもち方,あるいは社会的なものがストレスとなって,ときとして神経や体調を大きくくるわせてしまうことがあります.そのひとつがうつ病です.
第1章 体験談/私たちは税所式でうつ病を克服できた!
 (人に会うと緊張し,うつ状態になっていた私は,
 結婚をきっかけに税所式集団療法で仲間を得,
 素直な自分をあらわせるように!;仕事・生活・結婚…,
 さまざまなストレスをかかえてうつ病を発症した私.
 税所式家族療法を実践してくれた母のおかげで元気に.ほか)
第2章 疲れや不調を訴える女性の何人かはうつ病予備軍に!?
 (現代社会のストレスが,うつ病をつくりだしている!;
 うつ病は,ほぼ三カ月で,七つの段階をたどっていく ほか)
第3章 からだが複雑な分だけ,女性はこころに症状が…
 (女性特有のからだのメカニズムと“うつ病”の発症!;
 思春期―女性であることへの悩みがはじまる ほか)
第4章 女性のための税所式うつ病克服の実践法
 (税所式は,心身一如の“うつ病”克服法!;
 うつ病の再発を防ぐ―早起き心身健康療法 ほか)


女性のうつ病がわかる本
女性のライフサイクルにあわせてうつの悩み・症状を解決



気分障害(うつ病)のガイドラインの著者,上島先生監修の良書!
男性より女性のほうが,うつ病にかかりやすいのです.しごと,結婚,子育て,介護….女性のライフサイクルの変化にあわせて,うつの悩み・症状を解決していきます.周囲の人がすべきこと,してはならないことなども紹介されています.
第1章 うつ病への理解を深めましょう
 (うつ病って,どんな病気? さまざまな症状と治療法 ほか)
第2章 女性のライフサイクルとうつ病―ケーススタディからみる
 (CASE STUDY キャリアウーマンも派遣社員も―働く女性の場合
 CASE STUDY “お母さん”を完璧にこなしたいのに―出産・子育ての場合)
第3章 うつ病の治し方
 (まずはゆっくり休みましょう
 医療機関で治療を受けるときには ほか)
第4章 うつ病とのつきあい方
 (家族・職場の人々・友人‐周囲の人がすべきこと、してはならないこと
 うつ病への理解を深め,治療環境を整えるために
 うつ病にならないために ほか)